歌舞伎 kabuki 2004 10 23
最近は、中国人まで歌舞伎をやるようになったのでしょうか。
ニューズウィーク日本版の10月6日号には、このような記事があります。
「エコノミストたちは、アメリカの金融政策が機能しなくなると警告する。
FRBは、インフレを未然に防ぐために短期金利を引き上げているが、
アジア諸国が、アメリカ国債を買い続けているために、
長期金利は、低水準に張りついたまま。」
「『FRBは、短期金利を操作できるかもしれないが』と、
国際経済研究所の研究員は言う。『長期資金の支配者は中国だ』」
「アメリカ政府が断固たる態度に出られないのは、
財政赤字の穴埋めを外国資金に依存しているからだ。」
また、別の専門家は、
「『中国は完全にアメリカの急所を押さえている』、
『中国がドル買いをやめたら、長期金利がはね上がり、
資本を安く調達できる時代は終わる』」と言う。
歌舞伎 kabuki 2004 1 25
投資家で、歌舞伎が好きな人はいるのでしょうか。
そんな気分にさせる今日(1月25日)の新聞。
日経新聞の第18面の「中外時評」を読むと、そういう気分になるのです。
「日米、財政赤字心中へ?」
「積極財政と超金融緩和で、好景気を演出するアメリカ」
「それを、ドル買い介入と、アメリカ国債の購入で助けた日本」
このドル買いは、輸出企業に対する「輸出補助金」にもなって、
その結果、好調な輸出により、「景気」を演出した日本。
しかし、これは、あくまでも「演出」であって、根本的な改革はやっていない。
「お互いに死を予感した逢瀬なればこそ、めくるめく愛に燃える。」
財政赤字心中物語。
それとも、陶酔か(下記を参照)。
陶酔 euphoria 2004 2 17
2月16日の日経新聞「景気指標」には、このような記事があります。
「日米が、陶酔からさめる時」
「財務省による円売り・ドル買いの市場介入が、空前の規模に膨れ上がっている。」
「1月の介入額は、7兆円にのぼり、外貨準備が、7400億ドルに達した。」
「円高防止のためとはいえ、
億円単位の予算節約に四苦八苦している国とは思えない大盤振る舞いだ。」
「財務省は、買ったドルを、アメリカ国債で運用。」
「アメリカ長期金利が低下し、アメリカと世界の成長が加速している。」
「望ましくないはずの大規模介入に支えられた陶酔境の趣だ。」
「介入を実施する外国為替資金特別会計は、巨大な為替リスクを抱える。」
「大穴があけば、税金が投入される可能性があるが、
制度がわかりにくく、国民の怒りにつながりにくい。」